睡眠とは?
私たちは生まれたときから
誰に教わるでもなく
自然と眠るにつくことができます。
そのあまりに当たり前すぎる
「眠る」という行為が
どんな現象でどんな意味を持つのか?
皮肉なことに
そうしたことを考え始めるのは
「眠れなく」なってからなのかもしれません。
睡眠とは?
睡眠は、身体と脳の休息と回復に必要な活動で
目を閉じて意識を失うため
外界の刺激に対して反応が低下した状態です。
体内時計や神経系によって調整され
一般的には
夜間=長い睡眠期間
昼間=覚醒期間という
周期的なリズムから成り立っています。
2つの睡眠パターン
「スタンフォード式 最高の睡眠」より
睡眠には非REM睡眠とREM*睡眠があります。
*REM: Rapid Eye Movement=急速眼球運動
1. 非REM睡眠:
N1~N3というステージがあり
ステージが上がるにつれ眠りが深くなります。
細胞や心血管の修復、記憶の整理、
身体の回復や免疫力の強化が行われます。
2. REM睡眠:
脳が活発に働き
目の瞼が急速に動くことがあるステージです。
夢を見る段階といわれます。
神経組織の発達や再生が行われます。
夢の役割
REM睡眠中に見るといわれている夢は
起きている間の情報や経験を
脳が処理・整理をする
重要な役割があると考えられ
夢を見ることで
学習、記憶の定着、ストレスの解消などが
行われているようです。
まとめ:睡眠は大事!
つまり睡眠によって
心血管の働きから、免疫機能
ストレス耐性、記憶力、学習能力にまで
回復・向上が見られるのですから
眠ることは
私たちの身体と脳(心)の
休息・修復・成長に欠かすことのできない
究極の癒しツールであるといえます。
逆説的には
十分な睡眠を取らないと
身体的な健康問題や精神的な不調を
引き起こす可能性があるといえるでしょう。
ぐっすり眠れること
=よい睡眠習慣の確立は、
生涯にわたる健康的な生活を送る上で
最重要課題となりえるのです。
眠れない?!
ではこのようなメリットに溢れた
睡眠がとれない=不眠とは
一体どのような状態なのでしょうか?
「最近、眠れなくて...」
と告白しても
「横になって目を瞑っていれば
そのうち自然に眠れるから大丈夫」
と軽くいなされることがあります。
世の中には
ベッドに入った数分後に
いとも簡単に眠りに
落ちる人もいるのですね。
羨ましい限りです。
私はもんもんと眠れず
羊の数を数え続け
あまりに数えすぎて
翌日
食べにいったことすらあります。
次回は
そんな羊もたじろぐ
不眠症について
その一般的な種類や
私が陥った
典型的な眠れない夜のこと
さらにはその解決策を
探っていきたいと思います。